@article{oai:saigaku.repo.nii.ac.jp:00000363, author = {坂本, 憲治 and SAKAMOTO, Kenji}, journal = {川口短大紀要, Journal of Kawaguchi Junior College}, month = {Dec}, note = {本研究の目的は,学生相談カウンセラーが業務上直面する困難について明確化し,今後の研究に示唆を得ることである。学生相談カウンセラーの主観的体験を得るために,公刊された図書や論文など複数の素材を用いて質的研究を行った。その結果,《組織》《実践》の2領域からなる困難の構造を見出した。各領域を構成する困難カテゴリは,《実践》:「枠組みのゆるさと青年期臨床のはげしさ」「個別支援か組織的支援かの葛藤」「教職員の理解を得る難しさ」,《組織》:「学生相談機関としての未成熟さ」「事務系・非常勤カウンセラーの動きづらさ」「教育・研究活動の成果を示す難しさ」であった。学生相談カウンセラーの困難は,これら2つの領域が重なり合う教職員との学内連携活動において際立つと考えられた。また,《組織》に伴う困難な体験は,学生相談カウンセラー自身が,自らの置かれた状況と‘理想的な’学生相談機関の姿との乖離を意識することによって増大する可能性を指摘した。今後は,カウンセラーの組織的立場に着目して,困難とその対処方略を明確化することが課題である。}, pages = {109--122}, title = {学生相談カウンセラーの困難に関する探索的研究}, volume = {27}, year = {2013}, yomi = {サカモト, ケンジ} }